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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第8回基本問題 問一解説

【問一】
 
まず、前書きに書かれている
 
「生まれた数匹の子猫のうち、「キィ」に似ている二匹を残して、
 
あとは捨てられ始末されることになっていた。」
 
という、篤義の家のこれまでの決まりごとを確認しておきます。
 
そして、6行目「彼の目はクロをとらえた。」とあるように、
 
キィが産んだ子猫のうち、クロに注目していることがわかります。
 
しかし、クロは他の子猫と違って母親のキィと似ていないことから、
 
11行目「こいつが、捨てられる…」と篤義は直感します。
 
しかし、篤義にはどうすることもでず、
 
過去にあった同じような状況を思い出している様子が
 
25行目で「何もできないで、じっと見ている自分」
 
と表現されています。
 
これらのことをふまえて、選択肢をしぼっていきます。
 
また、16行目から19行目に注目すると、
 
「悲しみとも怒りとも落胆とも違う、
 
その全部を合わせてもまだ足りないような何か」
 
とありますので、一つの気持ちに限定した選択肢は適切ではありません。
 
すると、イの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
ウ ×
 
ア「不満な気持ち」、ウ「怒り」といった、
 
篤義の気持ちを一つに限定した選択肢は適切ではありません。
 
エ ×
 
この選択肢には「悲しみ」、「あきらめ」と書かれていますが、
 
篤義の思いはそれだけではありません。
 
 
答え: イ