ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第8回基本問題 問四解説
【問四】
傍線④直後に注目します。
すると、「オラはもらわれん。負けたオラが」とあります。
この時の篤義の気持ちは、40行目から41行目「『今度はオラがやられる』
という恐怖とも不安ともつかない気持ちに支配されていたことを
非常に漠然ととらえていた。」と具体的に書かれています。
つまり、篤義は、今度は自分がみんなからいじめられてしまうという
恐怖と不安を感じているのであり、
このことからイの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
傍線④にある「自分をとらえる」とは、
千代子に代わり自分がいじめられる立場になったらという意味であり、
千代子がかわいそうと思っているのではありません。
ウ ×
「自分でなくてよかった」のではなく、
篤義の自分がいじめられたらどうしようという恐怖と不安です。
エ ×
ウと同じ考え方から、篤義の不安は「いじめる側に自分がなってしまう」のではなく、
「自分がいじめられてしまうかもしれない」というものなので、
この選択肢は適切ではないことがわかります。
答え: イ