ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第8回基本問題 問七解説

【問七】
傍線⑦「言いしれぬ感情」とはどういうものなのでしょうか。
このことは、「それは」に続く56行目から57行目に
「光男や鈴子に抱く感情と似ていた。」と書かれています。
そして、57行目から58行目「『死なせるもんか。』
彼のどこかで、この気持ちが動いた。」のです。
つまり、篤義は52行目から54行目「まだ寝ているらしく、
乳をくわえていた状態で、ちょっと舌を出したまま手の中で
速いリズムで呼吸をしている。」クロに対して、
弟や妹、つまり自分より、幼く弱いものに対する愛情を感じているのです。
そして、これが『死なせるもんか。』という強い決意に結びつくのです。
以上のようなクロの様子、篤義の気持ちから
選択肢をしぼりこむとエが適切であることがわかります。
ア ×
篤義は「クロ」に対して弟や妹と同じ感情を抱いていますので、
「あわれ」という表現が適切ではないことがわかります。
イ ×
「クロ」の様子が「のんき」ではないことは、すぐに読み取れます。
ウ ×
「はがゆい」とは「思い通りにならなくてじれったい」
という意味になりますので、適切ではないことがわかります。
答え: エ