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ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第3回 憲法から見る日本の政治 練習問題2 解説その5

それでは、問5にいきましょう。 
 
日本国憲法第96条の条文穴埋めの問題です。 
 
第96条を暗記するに越したことはないですが、憲法改正の手続きをきちんと 
 
理解していれば、穴埋めできます。  
 
<日本国憲法改正の流れ> 
 
憲法改正案が国会に提出される。 
 ↓ 
各議院で「総議員」の「3分の2以上」の賛成が得られる。 
 ↓ 
国会が憲法改正の「発議(はつぎ)」が行う。 
 
※発議とは、国会が国民に憲法改正を提案することです。 
 ↓ 
「国民投票」が行われる。 
 ↓ 
(有効投票の)「過半数」の賛成が得られる。(憲法改正成立) 
 ↓ 
「天皇」が「国民」の名において「公布」する。 
 
ここまで押さえておけばよいでしょう。 
 
「」のことばがよく出題されます。 
 
また、 
 
憲法改正の発議には、衆議院の優越が適用されない 
 
ということも、お忘れなく。 
 
したがって、正解は… 
 
Dが発議、Eが国民投票、Fが過半数となります。 
 
Eの国民投票を最高裁判所の裁判官に対する国民審査と混同しないように 
 
注意してください。