ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第3回 憲法から見る日本の政治 練習問題3 解説その4

さあ、あと3問です。
今までの問題はいかがでしたか?
日本国憲法の条文に関する問題が多いことに気づきませんか?
以前にもお話しましたが、公民の政治分野の問題は、日本国憲法の条文の
知識を聞いてくることが多いです。
それでは、問10にいきましょう。
一つの事件について裁判を3回まで受けることができます。
これを三審制(さんしんせい)といいましたね。
2回目の裁判を求めることを控訴(こうそ)、
3回目の裁判を求めることを上告(じょうこく)といいます。
この問題は、「最高裁判所に判決のやり直しを求めて訴えることを…?」
ときいています。
何回目なのかわかりませんね。
日本国憲法第81条に
「最高裁判所は…(略)…終審裁判所である。」
とあります。
要するに、3回目の裁判しかしない裁判所だということです。
ということは…
下級裁判所の判決に納得できず、最高裁判所に判決のやり直しを求めて
訴えることは3回目の裁判を求めることにあたりますから、
正解は上告(じょうこく)です。