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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第9回基本問題  2⃣問五解説

【問五】
 
問一にもあるように、筆者は、第一連で木の様子を「黙っているから好きだ」、
 
「歩いたり走ったりしないから好きだ」、
 
「愛とか正義とかわめかないから好きだ」と表現しています。
 
しかし、問二の答えにもあるように、
 
「木について深いとらえ方の出来る人」が見れば、
 
静かに囁き、自分が主張しなくても存在そのものが
 
「愛」や「正義」であることがわかります。
 
これを人間にたとえるとどのような人物になるのか考えます。
 
どっしりと根を張りめぐらせて動かない木の様子と、
 
「静かに黙っている」、「愛」、「正義」という言葉から
 
考えられる選択肢を三つ選んでいきます。
 
また、小鳥を人にたとえるとどういう意味になるのか考えることもポイントです。
 
すると、ア・ウ・オの選択肢が適切であることがわかります。
 
イ ×
 
「愛と正義を主張し」とありますが、これは、
 
「愛とか正義とかわめかない」の表現と矛盾します。
 
エ ×
 
「自分だけの世界を大事に」とありますが、
 
「愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて/枝にとまるはずがない」
 
の部分に矛盾します。
 
つまり、「木」は「小鳥」に愛を分け与えているのです。
 
カ ×
 
「指導力を発揮し」とありますが、
 
これは「木はたしかにわめかない」の部分に矛盾します。
 
 
答え: ア・ウ・オ