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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第11回基本問題 3⃣問三解説

【問三】
 
A あたらしく/ 冬来たりけり/ 鞭のごと/ 幹ひびきあひ/ 竹群はあり
 
B 絵日傘を/ かなたの岸の/ 草になげ/ わたる小川よ/ 春の水ぬるき
 
C 稲刈りて/ さびしく晴るる/ 秋の野に/ 黄菊はあまた/ 目を開きたり
 
D 噴水が/ 輝きながら/ 立ちあがる/ 見よ天を指す/ 光の束を
 
それぞれの短歌の意味や場面の変化、言葉のつながりの上から、
 
二つの文に分けて考える場合どこで句切ればよいのか考えます。
 
A 「あたらしく 冬来たりけり」という部分で意味が一度切れ、
 
第三句から「竹群」の様子が描かれています。
 
B 「絵日傘を かなたの岸の 草になげ わたる小川よ」の部分は、
 
絵日傘を向こう岸の草の上に投げおいて、
 
小川を渡ろうとする動作が描かれています。
 
そして「春の水ぬるき」の部分は、
 
春の小川の水がぬるく心地よいという作者の心情が表現されています。
 
C 稲刈りが終わった後の静かな田んぼに陽ざしが降り注ぐ秋晴れの日に、
 
黄色い小菊がたくさん咲いている情景を短歌にしたもので、句切れはありません。
 
D 「噴水が 輝きながら 立ち上がる」の部分は、
 
勢いよく噴水から水が吹き上がる情景を描いています。
 
そして、「見よ天を指す 光の束を」の部分では、吹き上がる水を光にたとえ、
 
その情景の美しさに対する作者の感動を表現しています。
 
 
答え:A二 B四 C× D三