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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第11回基本問題 3⃣問五解説

【問五】
 
A あたらしく/ 冬来たりけり/ 鞭のごと/ 幹ひびきあひ/ 竹群はあり
 
B 絵日傘を/ かなたの岸の/ 草になげ/ わたる小川よ/ 春の水ぬるき
 
C 稲刈りて/ さびしく晴るる/ 秋の野に/ 黄菊はあまた/ 目を開きたり
 
D 噴水が/ 輝きながら/ 立ちあがる/ 見よ天を指す/ 光の束を
 
1 直喩法とは「・・・のように」などを使用して、
 
あるものを他のものに例える表現技法です。
 
A「鞭のごと」は鞭のごとくの意味で「鞭のように」と表現できます。
 
2 隠喩法とは「・・・のように」を使わずに、
 
あるものを他のものに例える表現技法です。
 
D「光の束」は噴水から吹き上がる水の様子を
 
「光の束のようだ」と表現しているのです。
 
3 擬人法とは、人ではないものを人のように表す表現技法です。
 
C「黄菊はあまた目を開きたり」は人間でない黄菊が
 
「目を開きたり」という人間の動作で表現しています。
 
これと同じように、D「噴水が輝きながら立ち上がる」も
 
人間ではない噴水が「立ち上がる」という人間の動作で表現されています。
 
4 倒置法とは、主語と述語、修飾語、被修飾語の順序を入れ替えて、
 
強い印象を与える表現技法です。
 
Dの短歌の四句と結句は普通の語順で考えれば
 
「光を指す光の束を 見よ」となります。
 
つまり、倒置法が使われていることが分かります。
 
倒置法を使うことによって、
 
作者の感動が強調されていることが分かりますね。
 
 
答え:1A 2D 3C・D 4D