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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第13回基本問題 問四解説

【問四】
 
「宿かり」が傍線③「むかむかと腹が立ってきた。」
 
という理由は、直前13行目から14行目
 
「自分より大きなさざえがそろそろと
 
岩をはい上がって行くところだった。」の部分にあります。
 
そして、その直後「宿かり」は、
 
「急にたまらない恥ずかしさを感じた。」のです。
 
つまり、さざえに出会う前は小さなきしゃごを見て
 
馬鹿にしながら大きくなった自分にうぬぼれていたのですが、
 
自分よりも大きなさざえと出会って、
 
そんな自分に恥ずかしくなったのです。
 
本文のポイントにもある通り、
 
「宿かり」の目標は「もっと大きくなること」です。
 
現在の自分の姿に満足することなく
 
この思いを持ち続けているからこそ、
 
自分より大きなさざえの姿を見て
 
うぬぼれていた自分が許せずに恥ずかしさを覚えたのです。
 
 
答え: 小さなきしゃごを見て大きくなったとうぬぼれていたが、
 
自分より大きなさざえに出会って、
 
これまでの自分の気持ちに恥ずかしさを感じ、
 
そのような情けない自分が許せなかったから。