ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第13回基本問題 問六解説

【問六】
傍線⑥「彼は全く自分に失望した」とあります。
「宿かり」はどのような自分に失望したのでしょうか。
大きなほら貝に出くわし、33行目から34行目
「大きなさざえに会った時よりも倍の倍も自分を恥ずかしく感じた。
腹を立てるにしてはもう力が足らなくなった。」とあります。
「宿かり」はこれまでの29行目から30行目
「彼はあまりいらいらしなくなった。
先程には大きくなろうという欲望も燃え立たなくなった。」
という気持ちから一転して、一年前見つけたほら貝の大きさまで成長した
自分に満足して、のんびりと時を過ごしていた自分を恥じているのです。
これと同時に、これまでも同じ失敗を繰り返してきた自分に気づき
失望しているのです。このことからウの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
「宿かり」はこれまで満足していた自分に対して失望したのであって、
大きなほら貝に出くわし驚いた自分が情けなかったからからではありません。
イ ×
これまでの「自分に腹が立たなかったから」失望したのではありません。
エ ×
「自分の夢はかなわいのでは」と考え失望したのではなく、
これまでの自分に対して失望しています。
答え: ウ