ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第14回基本問題 問一解説

【問一】
中学受験における国語の基本である指示語の問題です。
AからCそれぞれの「それ」がどの内容を示しているのか正確にたどります。
A 「それ」の直前、「「日本建築は屋根、西洋建築は壁」と
かんがえられてもよさそうな光景」とあります。
そして直後には、「そういう日本建築の屋根が」とありますので、
「それ」が示す内容は日本建築の屋根についての
具体的な例だということがわかります。
すると、6行目「わらぶきやかやぶきの農家」とあることから、
オが適切であることがわかります。
B 「それ」の直前に「北欧やイギリスのニュー・タウンなどでは」とあります。
だから、北欧やイギリスのニュー・タウンでは何が目立つのか文章をたどります。
すると、11行目から13行目「ヨーロッパへいってみると、
新しいアパートなどにも、いぜんとして屋根がついているケースが多い。」とあります。
つまり、目立つのは「屋根」なのです。
これがどんな屋根なのか、さらに文章を読みすすめていくと、
18行目「傾斜のついた屋根」と書かれています。
このことから、ウが適切であることがわかります。
C 「それ」の直前に注目します。
乾燥したヨーロッパ大陸中部や、アメリカ中西部の住宅などで発達した
「それ」とは何なのでしょうか。
前の段落の62行目から63行目に
「発展いちじるしいアメリカ中西部に数多く立てられた
中・上流の「モダンリビング」」とあり、
これが同じ内容を示していることがわかります。
さらに文章をたどると、この「中・上流のモダン・リビング」が
59行目「マッチ箱スタイル」だということがわかります。
このことから、イの選択肢が適切であることがわかります。
答え: A オ B ウ C イ