ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第16回基本問題 問四解説

【問四】
「胸が痛む」とは「ひどく心配し、心を悩ませる」という意味です。
なぜ、筆者は、問三にもあるような「小さな女の子」と
先生のやり取りを見ていて胸が痛くなったのでしょうか。
その理由は直後の24行目から29行目にあります。
「小さな女の子」の「オレンジジュースなら、
そばに行って、確かめてみる」という返事を聞いた筆者は
「小さな女の子」の気持ちを思いやり、「胸が痛む」のです。
子どもの自然な欲求である「ジュースが飲みたい」
という気持ちが死に結びついてしまうことに対して、
胸を痛めているのです。
このような不条理な現実を目の前にして、しかし、
自分ではどうすることもできず、
やりきれない思いを募らせているのです。
このことから、ウの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
筆者が強く感じたものは「社会の不幸」ではなく、
コソボの子どもたちの現実に対してです。
イ ×
選択肢の内容が地雷の爆発に限定されていること。
そして、「憤りを覚えた」(激しく怒る)
という表現が適切ではないことがわかります。
エ ×
「小さい女の子」と先生のやりとりを読んでみても、
「先生の質問の意図さえ十分に理解できない」
ということは考えられません。
答え: ウ