ノア式予習シリーズ学習法 ５年国語 ５年下第１６回基本問題 問六解説
【問六】
59行目「チョコレート、持ってなーい？」と
筆者に対して遠慮深げに言った女の子に対して、
筆者に花束を渡してくれた女の子は、
61行目「バカじゃないの？！」というジェスチャーをします。
確かに、この問いかけは場違いなものです。
しかし、筆者は自らが終戦直後に進駐軍の兵士から
チューインガムやチョコレートをもらった記憶と結びつけて、
62行目から64行目「私たちが終戦のときと同じように、
チューインガム！チョコレート！なのだとわかった。」
と言っているのです。
そして、「恥ずかしそうに下をむいた」女の子に、
66行目から67行目「大丈夫！私だって、昔、あなたのように、
そういうもの、欲しかったんだから。可哀相にね、
子どものせいじゃないのにね」と抱きしめながら日本語で伝えます。
たとえ、言葉は通じなくても、抱きしめて気持ちを込めて話しかければ、
あなたは何も悪くないというなぐさめ、
励ましの気持ちは必ず伝わると筆者は思っているのです。
答え： 終戦直後に自分がチューンガムやチョコレートをもらった体験から、
その子がチョコレートを欲しがる気持ちがよく分かり、
たとえ言葉が通じなくても、決してあなたは悪くないし、
恥ずかしがることはないと、なぐさめてあげたかった。
