ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第16回基本問題 問八解説

【問八】
問七の筆者の子どもたちに対する思いと
関連させながら考えます。
81行目から83行目「あどけなく手を振っている子どもたちを裏切っては、
いけないのだと、私は子どもたちが手を振るのを見るたびに思う」
とあります。
筆者はコソボの子どもたちと接したことにより、
この思いを忘れずに、より確かなものとして胸に刻み、
ユニセフの親善大使としての仕事をまっとうしようと決意しています。
その象徴が、「押し花にした黄色い花」なのです。
だから、この思いをかたちあるものとして
記念にとっておこうと考えているのです。
このことから、イの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
この随筆文の主題は、民族紛争というつらい状況下におかれた
子どもたちに対する筆者の思いです。
黄色い花をくれた「女の子の優しさ」についてではありません。
ウ ×
エ ×
確かに、筆者はウ「世界中の子どもたちが幸せになることを心から祈る気持ち」や、
エ「戦争で苦しむ多くの人々がいることを忘れまいという気持ち」
を持っていることが、文章全体から読み取ることができますが、
イの選択肢と比較してみると、答えが抽象的すぎるので適切ではありません。
答え:イ