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ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 エルニーニョ現象とラニーニャ現象 その2

中学受験生のみなさん、こんにちは。
 
今回は、エルニーニョ現象とラニーニャ現象について解説していきたいと思います。
 
ここでは、エルニーニョ現象について見ていきましょう。
 
エルニーニョ現象とは、太平洋の赤道近くの中部から南アメリカのペルー沿岸にかけての
 
広範囲で海面水温が平年と比べて高くなり、その状態が1年ほど続く現象のことです。
 
ちなみにエルニーニョとは、スペイン語で男の子という意味となっています。
 
エルニーニョ現象が起こっている時は、東風が通常よりも弱くなって、
 
西側にたまっていたあたたかい海水が東へと広がっています。
 
そのため、東側では冷たい水の上昇が弱まって、
 
中央から東側では海面水温が通常よりも高くなります。
 
このことは、栄養分が豊かな冷たい水の力が弱まることを意味しますので、
 
アンチョビ(カタクチイワシ)は不漁となることを意味します。
 
また、積乱雲がさかんに発生する海域が通常より東へと移動します。
 
次回は、ラニーニャ現象について解説します。