ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第17回基本問題 問九解説

【問九】
傍線⑧「風のごとく来たり、風のごとく去る。
これがあいさつである。」とあります。
傍線⑧の直前に56行目から57行目
「あいさつをかわしたあと、ひっかかるようなのは、
すでにあいさつではない。」とあります。
つまり、「風のごとく来たり、風のごとく去る」あいさつとは、
そこに生じる人間同士の間をひっかからずに
風のように通り抜けるものでなくてはならないと
筆者は述べているのです。
これについてくわしく書かれている
46行目から57行目を整理すると、
あいさつには意味らしい意味がなく、
だから、「おそよう」などとその定型をくずせば
言葉が本来の意味を持つようになって、
あいさつでなくなってしまい、
「風のごとく来たり、風のごとく去る」
ことが出来なくなってしまうのです。
答え: あいさつには、意味らしい意味がない。