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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第18回基本問題 問三解説

【問三】
 

 
傍線①「その頃になると」とあります。
 
「その頃」とは、直前にある1行目から2行目
 
「野面の稲穂が黄色くいろつき、
 
庭先の柿の木の実が赤く夕日に映えはじめた。
 
北山から吹きおろして来る風が肌に冷たく感じはじめる。」
 
頃だということがわかります。
 
これらの場面から、秋の深まりを感じさせる11月頃だと考えられます。
 
 
答え: 秋
 

 
問題文にある「あるものの変化を描写することで」に注目します。
 
1にもある「庭先の柿の木の実が赤く夕日に映えはじめた。」
 
という部分に大きなヒントがあります。
 
32行目「柿の実があらかた落ちつくしたある夜」とあり、
 
庭先に実った柿に大きな変化があることがわかります。
 
さらに、60行目から61行目「少年は柿の実が二つ三つだけ赤く熟れきって
 
梢に残っている庭先の高い柿の木に上がっていって」とあります。
 
このことから、柿の実が赤く熟れはじめた頃から、
 
熟した柿が二、三個、梢に残っているだけの
 
秋の終わりまでの出来事が描かれていることがわかります。
 
 
答え: 柿の木の実