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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第18回基本問題 問四解説

【問四】
 
傍線②「祖母が母屋からきて、母の枕もとに座り、
 
夜も泊まってゆくようになった。」
 
理由が書かれている部分を探します。
 
傍線②の直前、3行目に「その頃になると、母は一日中、
 
寝床ですごすようになった」とあり、
 
母の容態がそれ以前よりも悪化していることが読み取れます。
 
また、16行目から17行目
 
「母は、少年を自分のそばに入れることを禁じられている。
 
抱くことさえ、祖母がそばにいる時は出来なくなっていた。」
 
という表現から、母親の病気が、
 
助かる見込みのない伝染病だということが読み取れます。
 
「祖母が母屋からきた」という表現からも、
 
母親が病気のため、少年と離れて暮らしていることがわかります。
 
おそらく、母親の病状が悪化し、身の回りのこともできなくなり、
 
また、万が一のことも考えなくてはならない状態になったため、
 
看護のために傍線②「祖母が母屋からきて、母の枕もとに座り、
 
夜も泊まってゆくようになった。」のでしょう。
 
そして、59行目「母が死んだのは、それから三日あとであった。」
 
となるのです。
 
このことから、ウの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
イ ×
 
エ ×
 
以上三つの選択肢の根拠は文章中から読み取ることができません。
 
 
答え: ウ