ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第18回基本問題 問五解説

【問五】
傍線③「母がつむった瞼の中から自分をじっとみまもっている」とあり、
なぜ少年はこのように感じたか考えます。
13行目から15行目「それまでつむっていた母の眼がしずかにあいて、
少年の大好きな母の笑顔が、その眼のまわりからこぼれるのだった。」、
24行目から26行目「母もしばらくじっと少年を抱きかかえ、
手で少年の背をさすり、少年の名を呼んだ。」とあります。
この部分に注目しましょう。二つの表現から、
病気で寂しい思いをしている母が、
目をつむり眠っているように見えても、
夜眠れずに少年が寝床にやってくることを
心待ちにしている様子が読み取れます。
そんな母の様子が「つむった瞼の中から自分をじっとみまもっている」
と少年には感じられるのです。
このことからイの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
ウ ×
エ ×
以上の三つの選択肢はすべて、
母の少年に対する思いが表現されています。
しかし、傍線③「母がつむった瞼の中から自分をじっとみまもっている」
という表現は少年が感じ取っているものなので、
すべて適切ではないことがわかります。
答え: イ