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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 5年下第18回基本問題 問九2解説

【問九】
 

 
少年が柿の木から落ちてゆく瞬間がわかる一文をぬきだします。
 
73行目から74行目「柿の木につかまっていた手をはなし、
 
木のまたに立って、口の中で、一、二ッ三と号令をかけた。」とあります。
 
この描写から少年が柿の木から飛び降りる瞬間だということがわかります。
 
そして、その時、少年の眼に映った光景が74行目から75行目
 
「高い梢に残った柿の実が真赤に夕陽をうけて映えていた。」という描写です。
 
75行目の「それ」、つまり、「真赤な夕陽をうけて映えていた、
 
高い梢に残った柿の実」が「夕映えの空にすっと飛んで、
 
ふきあげるように柿の木の幹が天へ上がっていった。」のです。
 
この情景描写がどんなものなのか考えると、
 
柿の木から地面に向かい落下していくのは少年の体ですが、
 
落ちていく瞬間に少年の眼に映るものは
 
「柿の実」や「柿の木」がものすごいスピードで上がっていく
 
光景だということがわかります。
 
 
答え: それが夕映