ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第2回基本問題 問四2解説

【問四】
2
なぜ、筆者は「何の疑いもなく科学を信じる」
ことができなくなってしまったのでしょうか。
筆者は、ランタン谷での経験を通じて科学が進むべき方向を考えています。
その結果、現在の科学を信じることができなくなりました。
その理由として、51行目から53行目で
「いろいろなものを発明したり発見したら、
それで僕たちは幸福になるのだろうか。そうではないはずだ。」
と述べています。
つまり、お金をかけて新しいことを発見や発明したところで
幸福にはなれないと言っているのです。
また、57行目から59行目「とりわけ最先端の科学がつくり出したものは、
ことごとく人類を不幸にしているように見える」とも述べています。
これらのことからウの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
選択肢には「功名心にはやり純粋さを失ってしまった」とあります。
「功名心」とは「手柄を立てて名をあげることばかりに夢中になる」
という意味です。
しかし、筆者は14行目「・・・思いこんでいた」とあるように、
科学に対する純粋な、可能性を信じて疑わない気持ちを持っていますので、
適切でないことがわかります。
イ ×
エ ×
これら二つの選択肢にあるように、
お金のことを考えたから科学を信じられなくなったわけではありません。
答え: ウ