ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 酵素のはたらき
中学受験生のみなさん、こんにちは。
今回は、酵素(こうそ)のはたらきについて解説していきたいと思います。
酵素(こうそ)とは、からだの中で起こる化学反応に対して触媒(しょくばい)として
はたらくもののことをいいます。
生物が物質を変化させて利用するのには欠かせないものとなっています。
多くの酵素(こうそ)は、からだの中でつくり出されるタンパク質をもとにしています。
そのため、他のタンパク質と同じように、熱や酸性・アルカリ性によって性質が変化し、
酵素(こうそ)としてのはたらきを失います。
たとえば、60℃以上ではアミラーゼの性質が変わること、タンパク質以外の
物質でできている触媒(しょくばい)は温度が上がるほど反応が速くなります。
アミラーゼは、中性のときによくはたらき、デンプンをブドウ糖がいくつか
つながっているものへと変えていき、酸性・アルカリ性ではあまり
はたらかないことが分かっています。
また、胃液にふくまれているペプシンは酸性でそのはたらきが最も活発になります。
これらのことより、酵素(こうそ)によってよくはたらく液の
性質がことなるということが分かります。
みなさん、酵素(こうそ)のはたらきについてしっかりと覚えましょう。