ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 蒸散作用~蒸散するところ~

中学受験生のみなさん、こんにちは。
今回は、蒸散作用(じょうさんさよう)のなかでも、
蒸散(じょうさん)するところについて解説していきたいと思います。
道管へと入った水は、途中で細胞(さいぼう)にわたされていきながら、
根からくきや葉へと道管を上がっていきます。
葉まで達した水は、水蒸気となっておもに葉の気こうから出されていきます。
このはたらきのことを、蒸散作用(じょうさんさよう)といいます。
次に、蒸散(じょうさん)するところを調べたいと思います。
葉の面積と数が同じ枝を用意して、次のA、B、C、Dのようにして、
減った水の量を調べます。
A:そのまま試験管に枝をさす。
B:葉の表側にワセリンをぬる。
C:葉の裏側にワセリンをぬる。
D:葉をすべてとり、そのあとにワセリンをぬる。
ワセリンとは、石油からつくられたもので、水の蒸散(じょうさん)を
防ぐというはたらきを持っています。
結果は、気こうが多くある葉の裏側からの蒸散(じょうさん)が最も多く、
枝からも少しばかり蒸散(じょうさん)していることがわかります。
みなさん、蒸散(じょうさん)するところについてしっかりと覚えましょう。