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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第3回基本問題 問一解説

【問一】
 
傍線①「現在、楓といっしょに登下校することが多い。
 
同じ団地に住んでいるので、よくいっしょになる。
 
ただ、彼女には三年間ずっと寝たきりの弟さんがいる。」とあります。
 
この三文から、物語はどのような展開に導かれるのかを推測します。
 
1段落を読み進めていくと、
 
楓がこのような状況であるから6行目から7行目
 
「ぼくと彼女の仲が進展するような時間的余裕はないし、
 
そもそも片思いのレベルから脱するような勇気を、
 
僕は持っていない」のです。
 
問題文にある「どのようなことが導かれますか。」
 
という問いは僕と楓の関係についてであり、
 
これは進展する可能性がまずないということがわかります。
 
以上から、エの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×

 
僕と楓の関係についてどのようなことが導かれるのか
 
を推測しているのであり、この選択肢が適切ではないことがわかります。
 
イ ×
 
7行目「片思いのレベルから脱するような勇気を僕は持っていない。」
 
とありますが、これは現在の「僕」の心情であり、
 
これから先に導かれることではありません。
 
ウ ×
 
「楓が僕の気持ちに気づいてくれるチャンスがあること」
 
とありますが、6行目から7行目
 
「ぼくと彼女の仲が進展するような時間的余裕はないし・・・」
 
とありますので、適切ではないことがわかります。
 
 
答え: エ