ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第3回基本問題 問六解説

【問六】
傍線⑥「僕はずっと言おう言おうと迷っていた」とあります。
「僕」は「真悟君」に、67行目から68行目
「あのさ、真悟君はもうぼくに関わらないほうがいいと思うんだよね。
話しかけたりしないほうがいいと思うんだよね」
と言おうか迷っていたのです。
73行目から75行目「あそこで真悟君の評価がガタ落ちなんだよ。
僕と話したりしたからさ。
今日は楽しかったけど、もうこういうことがないほうが」とあります。
「僕」と話すことによって「真悟君」のクラスでの評価が
落ちてしまうということなのです。
しかし、クラスで誰からも相手にされない「僕」は、
「真悟君」と話す時間が楽しく、失いたくはないとも考えています。
以上のことから、エの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
「僕のほうから真悟君に声をかけるべき」とありますが、
「僕」のほうから「真悟君」に話しかけると、
「真悟君」のクラスでの評価が落ちてしまうことは「僕」もわかっています。
イ ×
36行目から37行目「このクラスで僕に話しかけてくるやつなんていない。」とあり、
「僕」はすでに孤独であったことがわかります。
ウ ×
74行目「今日は楽しかった」とありますので、
クラスで孤立している「僕」は「真悟君」と過ごした時間が
かけがえのないものだということがわかります。
答え: エ