ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第7回基本問題 問二解説
【問二】
傍線①「夕闇を背景に二つの黒い影が交わす会話を聞いていて、
思わず涙ぐみそうになった。」とあります。
これについて、筆者は直後27行目から28行目で
「どうして、そんな気持ちになったのか、
自分でもうまく説明できない。」と述べながらも、
続けて28行目から29行目では「相手がそこにいること、
そして自分がここにいることを、
くりかえし確かめるようなやりとりに、
自分の生活に欠けている存在の確かさのようなものを
感じたからかもしれない。」と述べています。
会話の中には特別な内容があるわけでもなく、発展もしません。
しかし、筆者はこの会話の中に二人の男がそこに生きて
存在している確かさを感じ取り、感動しています。
このことから、イの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
ウ ×
エ ×
ア「羨ましかった」、ウ「悲しかった」、エ「恥ずかしかった」
というマイナス感情は適切ではありません。
答え: イ