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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第8回基本問題 問一2解説

【問二】
 

 
今まで、人に頼ることのなかった玲香が、
 
なぜ、(いっしょに)を強調して、京子にあまえたのでしょうか。
 
玲香は、70行目から71行目「自分への反省と、姉への罪ほろぼしのために」
 
持ち続けていた鞄を手放そうと決心はしたものの、
 
これまでの自分の分身だと思えるほど重い意味を持つ鞄であることに気づいた時、
 
手放すことへの迷いやためらいが生まれたと考えられます。
 
そんな不安から、京子にあまえ、これまでの自分と決別するためにも、
 
22行目「ううん。ほうとうは誰かに聞いてもらいたかったのよ。」
 
と鞄をめぐるこれまでの事情を京子に語り始めたのだと考えられます。
 
このことから、ウの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
玲香が骨董屋にだまされはしないかという疑いがあるという表現は
 
本文の中から読み取ることはできません。
 
イ ×
 
「不慣れな町で」とあります。しかし、あらすじにも書かれているように
 
「学校からの帰り道」の出来事なので、
 
玲香がこの町に「不慣れ」であるとは考えられません。
 
エ ×
 
12行目から16行目の二人の会話を読むと、京子が「私がもってあげましょうか?」
 
と聞いたことに対して玲香は「だいじょうぶよ」
 
とやさしく首をふっています。
 
このことからこの選択肢が適切でないことがわかります。
 
 
答え: ウ