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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第8回基本問題 問五解説

【問五】
 
傍線⑤「小さな小さな女の子に変わってしまった。」とあります。
 
これまでの京子が持っていた玲香に対するイメージは、
 
1行目「今まで、人に頼ることのなかった玲香」であり、
 
34行目「孤高なイメージがふさわしい」というものでした。
 
しかし、「自分への反省と、姉への罪ほろぼし」の意味を持つ
 
鞄をめぐるエピソードを話した後、玲香は67行目「涙声になっていた。」、
 
傍線⑤「小さな小さな女の子に変わってしまった。」のです。
 
つまり、玲香は姉に対するとりかえしのつかない仕打ち、
 
そして自分の愚かさを悔やみ苦しんでいるのです。
 
だから、66行目「どうしていいのかわからなくなった」玲香が、
 
京子には小さな女の子のように「無力な存在に見えた」のです。
 
このことから、エの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
イ ×
 
「無力な存在に見えた」玲香が小さな女の子のように見えたのです。
 
文章の流れをしっかりとらえていれば、
 
この二つの選択肢が適切ではないことがすぐにわかります。
 
ウ ×
 
「優越感を感じたということ」とありますが、
 
78行目から79行目「でも、吉永さんが、ほんとうにやさしい人だってことは、
 
よくわかってる。」とありますので、
 
京子が玲香に対して優越感を感じたというのは適切ではありません。
 
 
答え: エ・オ