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ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第6回 文章を読み解く問題⑴ 練習問題1 解説その15

それでは、問15にいきましょう。 
 
「この条約が日本にとって不利であった」 
 
と問題にありますから、本文を見なくても何条約かは予測できますね。 
 
念のため、下線⑨を見てみますと、前に「1858年」と出ています。 
 
やはり、日米修好通商条約ですね。 
 
おなじみの問題ではあるのですが、答え方に注意が必要です。 
 
「日本にいる(空らん『あ』)が、そのアメリカ人を裁く。」 
 
となっていますね。 
 
日本人に対して犯罪を犯したアメリカ人を「だれが」裁くのかを答え 
 
なければなりません。 
 
「アメリカ人」と答えたくなります。 
 
しかし、日本にいるアメリカ人全員が裁判官になるわけではありません。 
 
では、だれなのか…? 
 
正解は「アメリカの領事」です。 
 
領事とは外国に駐在して自国民の保護及び自国の通商の促進にあたる外交官 
 
のことです。 
 
空らん「い」に移りましょう。 
 
「日本がアメリカから輸入する品物に対しては、日本は( い )。」 
 
となっています。 
 
空らん「い」は、ズバリ、「関税自主権がない」 
 
でOKです。 
 
シリーズの解答には 
 
「自分で関税率を定めることができない」 
 
と書いてありますが、ここまで書ける受験生が果たしているのかどうか…?