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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第11回基本問題 問一解説

【問一】
 
傍線①のある一文には、「デコボコのコップは、
 
水を飲むための機能としてそこにあるのではなく、
 
実体として、大げさにいうなら神の息吹として
 
そこにあったのである。」とあります(15行目から17行目)。
 
そして、ここでの「コップ」について
 
どのように述べられているのかに注目すると、
 
12行目から13行目「何よりもデコボコのコップには歴史があった。
 
何人もの人間がこれで喉をうるおしたという歴史が。」とあります。
 
つまり、コップには多くの人々が使ってきたという歴史があり、
 
私たちが多様な人間関係の中で生きてきたことを感じとるものとして
 
「コップ」が存在していたのです。
 
このことからイの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
「人間らしい生活をするために必要な道具」とありますが、
 
「コップ」にはこれまで何人もの人間が喉をうるおしてきた歴史があり、
 
ここから人間関係の中で生きてきたことを筆者は伝えたいので適切ではありません。
 
ウ ×
 
「水の大切さ」とありますが、本文中、これについて書かれていることはありません。
 
エ ×
 
「便利とはどういうものか」について筆者は本文の中で述べてはいません。
 
 
答え:イ