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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第11回基本問題 問四解説

【問四】
 
傍線④「その本質的において詩的」
 
とはどういうことでしょうか。
 
傍線④の直後、48行目に
 
「詩を忘れた機能主義は、まず建築の分野で破産した。」とあります。
 
この一文から「詩的」とは「機能主義」と
 
対照的な意味であることがわかります。
 
また、45行目から46行目「住むというのは居住するということではない。」
 
とあります。
 
34行目「あまりに便利な機能一点張りの環境」とは「住むということ」であり、
 
これは「機能主義」であることがわかります。
 
これに対して、「居住する」とはどういうことなのか考えると、
 
「機能一点張りの環境」が呼び起こす「不安」もなく、
 
調和のある落ち着いた暮らしということになります。
 
このことから、ウの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
イ ×
 
「機能主義」、つまり、ここから呼び起こされる「不安」と
 
対照的なものが「詩的」であると考えると、
 
ア「感性に訴える世界」、イ「互いにせめぎあって生きる」は
 
適切でないことがわかります。
 
エ ×
 
「詩的」が「夢のある生活」と思われがちですが、
 
「不安」と対照的であるということから考えると
 
適切ではないことがわかります。
 
 
答え:ウ