中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第11回基本問題 問七解説

【問七】
 
傍線⑦「つぎを原形のように思いこむこと」
 
とはどういうことでしょうか。
 
「つぎ」とは「衣服などの破れた場所に布を当ててつくろうこと」です。
 
比喩として布をイメージして、この比喩の内容を考えてみましょう。
 
87行目から89行目「原形があってこそ、つぎは当てられる。
 
『使い捨て文明』の錯覚は、つぎを原形のように思いこむことである。
 
つぎはあくまでもつぎでしかないのだ」とあります。
 
『使い捨て文明』がどのような「錯覚」をもたらしているのかを読み取ります。
 
すると、64行目から65行目に「それ(人間の使い捨て)は
 
人間をひとつの実体としてではなく、
 
一個の機能としてしか考えないような人間の扱い方である。」とあります。
 
ここから「機能」(つぎ)を「実体」(原形)
 
のように錯覚してしまったことがわかります。
 
 
答え: 機能として与えられたものを、
 
実体そのものであるかのようにとられてしまうこと。