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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第12回基本問題 問十二解説

【問十二】
 
a「面映ゆい」とは「気恥ずかしい」「照れくさい」
 
といった意味です。
 
b「当惑する」とは「驚き、戸惑う気持ち」
 
という意味になります。
 
34行目「深々とお辞儀」とあります。
 
母から深々とお辞儀をされた娘の気持ちを考えてみると、
 
親子であるのに改まった他人行儀のように交わされた
 
「お辞儀」を、気恥ずかしく(面映ゆく)感じることでしょう。
 
また、33行目「てっきり手を振ると思った」私にとっては
 
思いがけないものであり、
 
これに対して驚き戸惑う様子が34行目から35行目
 
「私も釣られて、片手を握りかけたまま頭を下げた」
 
と表現されています。
 
さらに、問九の答えにもあるように、
 
父の「お辞儀」は「平伏」「卑屈」
 
といった印象を筆者に与えました。
 
普段の父の暴君振りから考えてみても、
 
筆者は驚き、当惑したと考えられます。
 
そして、父は76行目から77行目
 
「遂に子供には頭を下げずじまいであった」とあり、
 
そんな父の姿に「少しばかり腹立たしい」思いを
 
いだいていたと考えられます。
 
以上のことから、a「面映ゆい」はイ「母」、
 
b「当惑する」はウ「父母両方」、
 
c「少しばかり腹立たしい」は
 
ア「父」のお辞儀に対する気持ちだということがわかります。
 
 
答え: a イ  b ウ  c ア