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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第13回基本問題 問一解説

【問一】
 
傍線①「ゆううつという気分の状態を本当に知るようになったのは、
 
おそらくこのころではなかったかと思う。」とあります。
 
「ゆううつ」という言葉に注意して文章を読み進めていきましょう。
 
10行目から11行目
 
「パール・ハーバーという大きな見出しのついた
 
そのページをそっとめくるたびに」とあり、
 
13行目から14行目
 
「本当にゆううつとしか言いようのない気分になるのだった。」とあります。
 
15行目から17行目
 
「日本について、野蛮な人力車や戦闘的なサムライの国といった説明は
 
奇妙に思えたし、床に寝て、部屋を紙で仕切って暮らす、
 
といった書き方のショックであった。」と
 
書かれている教科書を使った授業が行われることを想像するたびに
 
「ゆううつ」な気分になったのです。
 
そして、その教科書には22行目から23行目
 
「日本がいかに悪魔的な世界征服の野心と狂気で、
 
アメリカを驚かせたかを、いじわるいタッチで記述している。」
 
とあります。
 
このような戦争を始めた日本に対する非難の矢面に
 
自分が立たされることを想像するたびにつらく感じているのです。
 
このことから、ウの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
「日本の子どもが笑われることが予想され」とありますが、
 
この表現は文中から読み取ることができません。
 
イ ×
 
エ ×
 
イ「徹底に敗北したことをみんなに知られるのがくやしかった」、
 
エ「日本が非常に卑怯な方法でアメリカを攻撃した
 
事実を聞くことになるだろう」とありますが、
 
どちらも周知の事実であり、
 
これらの選択肢が適切でないことがわかります。
 
 
答え: ウ