ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第13回基本問題 問四解説
【問四】
傍線③「両親に教科書を見せ、親の世代に対する怒りをぶつけて、
堂々と学校を休むということを、
なぜか私はしようと思わなかった。」とあります。
そして、この理由については
直後34行目から35行目
「思えば、私は幼いなりに、異郷で精一杯、
親をかばっていたのかもしれない。」とあります。
筆者は敗戦国である日本の国民として
アメリカで暮らす両親の苦労を子どもなりに感じ取り、
少しでも両親を助けてあげたいと考えていたのです。
このことから、イの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
「両親が怒るだろう」とありますが、
筆者のこのような思いは文中から読み取ることがでません。
エ ×
「たとえ事実に反していようとも教科書は尊重すべきだ」
とありますが、筆者が「教科書は尊重すべきである」
と考えは書かれていません。
ウ △
イの選択肢と同内容の、「異郷で日本人として肩身のせまい思い」
という表現はありますが、
「両親も悪魔的な世界征服の野心と狂気で戦争を始めたこと」とあり、
適切ではありません。
答え: イ