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ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第13回基本問題 問七解説

【問七】
 
傍線⑥「涙が一気にあふれそうだった。」とあります。
 
その理由をたどっていくと、筆者はパール・ハーバーの授業をめぐり
 
「ゆううつ」な気分で毎日を過ごしていました。
 
しかし、意を決して「パール・ハーバーの授業」に臨みます。
 
大好きな世界史の先生が行ったこの授業は、
 
教科書に書かれていた日本を一方的に非難する内容ではなく、
 
筆者のために65行目から66行目「先生はたったひとりの生徒のために、
 
その授業をやってくれたのだった。」と気づきます。
 
ここから、75行目から76行目「日本非難の矢面に立たずにすんだ」
 
という安堵と、先生の心遣いへの感謝で胸がいっぱいになり、
 
「涙が一気にあふれそうになったのです。」
 
以上のことから、イの選択肢が適切であることがわかります。
 
ア ×
 
確かに「緊張を強いられた授業」でしたが、
 
筆者は世界史の先生の心遣いにより、
 
その感謝と安堵の気持ちから涙があふれたので、
 
この選択肢は適切ではありません。
 
ウ ×
 
「日本の愚行を知れば知るほど」とありますが、
 
この授業では、日本の愚行について
 
先生は語っていないことがわかります。
 
エ ×
 
「この一年の苦しさが甦った」とありますが、
 
アと同じように、この表現は適切ではありません。
 
 
答え: イ