ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第7回 地図や図を読み解く問題⑵ 練習問題2 解説その2
続いて、問2です。
江戸時代の海上交通について「正しくないもの」を選びます。
いきなり時代が飛びましたね。
ア:東廻り航路・西廻り航路を開発したのは河村瑞賢(かわむらずいけん)
です。
いきなり、正解が来てしまいました。
問2はアが正解です。
伊能忠敬は19世紀の初めに日本全国の海岸線を測量して、かなり正確な
日本地図を作成しました。
イ:日本海側と江戸を結ぶのが東廻り航路、日本海側と大阪を結ぶのが
西廻り航路です。
ウ:江戸と大阪を結ぶ航路を南海路(なんかいろ)といい、菱垣廻船や
樽廻船が就航しました。
最大で400艘(そう)もの樽廻船・菱垣廻船が使われたそうです。
エ:西廻り航路を走る船を北前船(きたまえぶね)と呼びます。
なぜ北前船と呼ばれるようになったのかは諸説あります。
18世紀の初めころになると、西廻り航路がさかんに使われるよう
になりました。
東廻り航路が黒潮の流れに逆らって走る必要があったので、当時の
船では航海がたいへんだったからです。