ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第16回基本問題 問四解説
【問四】
傍線④「胸の底にぎゅっと固く締められている
ネジのようなもの」とあり、
直後には46行目から47行目
「身体の小さな部分が重みをなくしていく気がする」
とあります。
つまり、「私」はチコちゃんの「魔法」によって
心身共に軽くなっていることがわかります。
そして、54行目「杳一郎のこと、好きなんでしょ」と聞かれた
「私」は、58行目から59行目「頭の軽くなった私は、
うっかりウンとうなずいてしまいそうになった。」とあります。
普段は抑えている杳一郎への好意が
あらわになってしまいそうな瞬間です。
普段の「私」はネジを固く締めることで、
杳一郎への好意を、まるでないかのように
ふるまっていたことがわかります。
そして、61行目以降で運動の苦手な「私」に対して、
杳一郎がつらく悪口を言う場面が記され、
76行目「そんな人を「好き」になったりするわけがない。そうだ。」
とあります。
これが「私」の「ネジを固く締められている時の気持ち」です。
以上から、イの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
「私」は「杳一郎」への好意をひそかに抱いています。
このことから適切ではないことがわかります。
ウ ×
エ ×
ウ・エそれぞれの選択肢では「私」の見た目について書かれています。
しかし、「胸の底」に閉ざしている気持ちは「杳一郎」への好意です。
このことから、このふたつの選択肢は適切ではありません。
答え: イ