ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第16回基本問題 問六解説
【問六】
「「 」(61行目から76行目)の部分での
「私」の気持ちを説明しなさい。」とあります。
62行目から63行目「目の裏にちらついた、
杳一郎のツリ目の笑顔も振り切って全否定した。」とあります。
チコちゃんの指摘に動揺しながらも、
61行目「そんなわけないじゃん」と思っていますが、
目の裏にちらついたということは、
おそらく「私」は杳一郎のツリ目の笑顔が好きなのです。
この後、75行目まで、運動が苦手な「私」が杳一郎から
冷たい言葉を言われた場面を一生懸命思い返します。
そして、74行目から75行目に「私は何度も杳一郎の顔色をうかがい、
そのたびに冷たい横顔を見た」とあり、
76行目「そんな人を「好き」になったりするわけがない。そうだ。」
と自分に強く言い聞かせています。
これらのことをふまえて、具体的に「私」の気持ちを表現しましょう。
答え: チコちゃんの指摘に動揺しながらも
杳一郎の自分への冷たい言葉を浴びせられた場面を思い出すことで、
心の奥からわきおこってくる杳一郎が好きだという思いを
懸命に打ち消そうとしている。