ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第17回基本問題 問四解説
【問四】
傍線④「これからいって重助と仲直りをして来ます」とあります。
なぜ、大六がこのような気持ちになったかをたどります。
すると、又十郎は大六に29行目から30行目
「ここ半年か1年のうちに戦がおこりそうなのだ」と告げます。
そして、又十郎の33行目から34行目
「いま喧嘩で捨てる命を一年延ばして、
御馬前のお役に立てる気はないか」という問いかけに対して、
大六は36行目「果し合いはやめます」と即座に答えます。
つまり、大六は御主君に捧げた命を私事のために捨てるということが、
武士の道にはずれているということを頭では理解しています。
戦こそが命を御主君に捧げた武士が働くべき場所であり、
だから、私情は我慢できると考えているのです。
このことから、エの選択肢が適切であることがわかります。
ア ×
「命をかけることではない」とありますが、
大六は武士の道を理解しているので適切ではないことがわかります。
イ ×
「叔父の言葉を信じた」とありますが、
大六は武士の道にはずれないように私情を我慢したのです。
ウ ×
「戦で手柄をたて」とありますが手柄を立てるというのは私情なので、
適切ではないことがわかります。
答え: エ