中学受験専門プロ個別指導塾ノア

ノア式予習シリーズ学習法 6年国語 6年上第17回基本問題 問七解説

【問七】
 
傍線⑦「つまり『なる堪忍』だったのだ。」とあります。
 
「つまり」はこれまで述べてきたことについて
 
表現を変え言い換えたり、まとめたりするときに使う接続語です。
 
これまでの又十郎の言葉を整理すると、
 
78行目「どうしても堪忍ならぬと云った。」とあり、
 
79行目「果し合いをとり消した」とあります。
 
このような心の動きで、「あのとき」「堪忍ならぬ」
 
と思っていたことは、実はまだ「堪忍できる」
 
つまり「なる堪忍」だったのです。
 
そして、最後に86行目「武士には御奉公のほかに捨てるべき命はないのだ」
 
とあります。
 
このことから、アの選択肢が適切だということがわかります。
 
イ ×
 
「さむらいには「ならぬ堪忍」などというものはない」
 
という言葉は適切ではありません。
 
ウ ×
 
「まったく価値がない」とありますが、
 
大六は重助との果し合いについて無価値とは思っていません。
 
エ ×
 
確かに重助を許していますが、
 
これが「武士道の理想」とは考えていません。
 
 
答え: ア