ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 問題文の読み進め方
説明文の読み進め方を5年上第2回基本問題、
「君たちはどう生きるか」を例に挙げて考えてみましょう。
本文では「天動説」と「地動説」という全く逆の具体例を挙げて
話が展開していきます。このことから、
逆接の接続語から、対比されている言葉に注目し、
傍線を引きながら全体像をとらえていきましょう。
1段落
天動説→むかしの人は、太陽や星が地球のまわりをまわっていると信じていた。
2段落 「ところが」
地動説→コペルニクスは、地球のほうが太陽のまわりをまわっていると考えてみた。
この説(地動説)は、今日ではあたりまえのように一般に信じられている。
3段落「しかし」
この説(地動説)を当時は・・・信じる気になれなかった。
4段落 ここで話が大きく変わります。
天動説、地動説を人間の考え方に置き換え、
二つの考え方に注目しながら読み進めていく。
この考え方は「世の中とか、人生とかをかんがえてまわるとき」
にもついてまわる。
地動説→自分たちの地球が広い宇宙の中の天体の一つとして、
その中を動いていると考えるか。
「それとも」
天動説→自分たちの地球がどっかりとすわりこんでいると考えるか。
5段落
子どものうちは、どんな人でも、
地動説ではなく天動説のような考え方をしている。
6段落
おとなになると、多かれ少なかれ、地動説のような考え方になってくる。
7段落「しかし」
自分中心の考え方を抜けきっている人はまれである。
たいがいの人が、手まえがってな考え方におちいって、
自分につごうのよいことだけを見ていこうとする。
8段落「しかし」
天動説→自分たちの地球が宇宙の中心だという考えに
かじりついていた間、人類には宇宙のほんとうのことがわからなかった。
9段落「だから」
自分を広い世の中の一分子だと感じたとうことは、
本当に大きなことなのだ。
→ 筆者の主張がここにまとめられている。
このように接続詞の正しい用法を理解して、
文章を整理して読み進めることが何より大切です。