ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 説明文の話題をとらえる
説明文の読解において、よく使われる言葉に「話題」というものがあります。
では、「話題」とは一体何でしょうか?
つまり、話題とは、その文章のなかで、筆者が、
全体を通じて何につて書かれているのかと考えましょう。
それでは、5年上第2回基本問題、問十
選択肢問題を例に挙げて考えてみます。
設問では「この文章の話題」を聞かれていますので、
本文全体をよく読み、筆者がいちばん言いたいことは何か
という視点でそれぞれの選択肢を読み比べてみましょう。
本文全体をよく読むと、前半にしか書かれていない
ア 天動説と地動説について
そして、後半にしか書かれていない
イ 子ども大人の考え方について
この二つは適切でないことが分かりますね。
この文章は、それぞれの選択肢に書かれた
二つの考え方の紹介だけではありません。
従って、ウ・エの二つに絞り込みます。
ウ ものの見方について
エ 世の中のことについて
ここまでしぼりこめたのであれば、後半の部分に注目します。
66行目から67行目、71行目から73行目に注目します。
ここには、「世の中のほんとうのことを知るためには、
自分ばかりを中心にしてはいけない。
宇宙の大きな真理を知るためにも同じことが言える。」
と書かれています。つまり、この二つからも世の中のことだけが書かれている
のではないということがわかります。
つまり、ものの見方について、
天動説と地動説という考え方を例に挙げて
説明しているのですね。
答え: ウ(ものの見方について)