ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 場面の変化に注目する
物語文にはあって、説明文にはないものは何でしょうか?
それは、場面の変化ですね。
ひとつの事物や考え方に対して、具体例を挙げ、
全編を通して詳しく説明しているのが説明文であることに対し、
物語文は、場面の変化とともに、
登場人物の気持ちも変化します。
つまり、場面の変化を的確にとらえることにより、
登場人物のきもちが、どのようなきっかけで変化したのか、
因果関係を正しく理解することができるのです。
それほど、場面の変化をとらえることは重要なのです。
5年上第3回基本問題、問一から、
物語文全体の場面の変化を考えてみましょう。
まず、幸枝のいる場所の変化(どこで)に注目します。
この場合、形式段落の始まりの部分に注目するとよいでしょう。
1行目「学校にいる」から10行目「夕がたの六時すぎ」、
12行目「おかあさん」という部分で学校から自宅へ
戻っていることが読み取れ、場所の変化がわかります。
また、家に書置きをしたあとの幸枝の行動に注目すると
33行目「駅につくと」とありますので、
この部分でも場所の変化が読み取れます。
答え: A 学校 B 駅(改札口)