ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 比喩表現に注目する
比喩表現とは、物事の説明や描写に、
ある共通点に着目した
他の物事を借りて表現すること。
たとえることを意味します。
つまり、登場人物の気持ちが、
何か別のものにたとえられている場合。
この部分が、キーポイントだったりする場合が
多くあります。
ここでは、5年上第3回基本問題、問四から
考えてみましょう。
傍線②には「あかるい光」という表現があります。
これは、もちろん、本当に光が見えたわけではありません。
この光を、主人公幸枝の気持ちに置き換えて考えてみます。
つまり、今のゆううつな気持ちを解消する方法を
幸枝は思いついたということがわかります。
23行目に「そうだわ、わたしも、むかえにいこう。」
とありますので、父をむかえにいくことにより、
仲直りできるかもしれないと思ったのです。
このアイディアが幸枝にとっての
あかるい光だということが読み取れます。
ここでは、選択肢問題ですから、
ひとつひとつの選択肢をじっくり読み、
しぼり込みましょう。
すると、ウ 「父と仲直りするきっかけを
つくれるかもしれないと思いついた。」
が適切だということがわかりますね。
この「父と仲直りするきっかけ」が幸枝にとっての
「あかるい光」とたとえられているのです。
答え: ウ