ノア式予習シリーズ学習法 5年理科 地震の種類➀
中学受験生のみなさん、こんにちは。
今回は、地震の種類のなかでも海溝型地震について解説していきたいと思います。
地球をおおっている十数枚のプレートは、
マントルの対流によって少しずつ移動しています。
そのため、プレートの内部で岩盤(がんばん)がこわれたり、
接触していたプレートが急にすべったりして地震が起こります。
地震は大きく「海溝型地震」よ「内陸型地震」の
2つのタイプに分けることができます。
今回は、「海溝型地震」について見ていきます。
海洋プレートは海底でつくられるため、時間とともに厚く重くなります。
それに対して大陸プレートは海洋プレートよりも軽いため、
2つのプレートが海溝(かいこう)やトラフなど接触するところでは、
海洋プレートが大陸プレートの下へしずみ込みます。
海洋プレートがしずみこむときには大陸プレートの先端が引きずり込まれてゆがみます。
このゆがみが限界に達すると大陸プレートの先端がもとにもどろうとしてはね上がり、
岩石が破壊されることで地震が起こります。
プレートの境界ではこれをくりかえします。
このタイプの地震は海中深くで発生するため、
海水にもしょうげきをあたえるので津波が発生します。
次回は、内陸型地震について解説していきます。