ノア式予習シリーズ学習法 6年社会下 難関校対策 第8回 統計資料を読み解く問題⑵ 練習問題2 解説その3
続いて、2の問題です。
千葉県の昼間人口比率がオ(89.5%)のようになる理由を答えます。
1の問題でもお話ししましたが、東京都では、周辺部から通勤・通学して
くるために夜間の人口よりも昼間の人口の方が多くなり、昼間人口比率は
100より大きくなります。
逆に、千葉県は東京へ通勤・通学するためのベッドタウンが多い地域です
から、昼間人口比率は100未満になります。
宮崎県のように昼と夜とで人口移動がほとんどない地域では、比率が
100に近い数字となります。
以上をふまえて、千葉県のみ注目して理由を説明しましょう。
正解例
昼間は東京などへ通勤・通学し、夜になると戻ってくる人が多いから。
問4です。
山脈をこえてあたたかい風が吹きおろしてくる現象ですから、
受験生に聞くのは、かなり失礼な問題です。
正解はフェーン現象ですね。
太平洋側から奥羽山脈を上った季節風は、太平洋側に雨を降らせて
水蒸気を失い、乾いた風となります。
山脈を下るにつれて空気(季節風)の温度が上昇しますが、水蒸気が
少ない分、温度変化の幅が大きくなります。
このため、元の気温よりも高くなります。