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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 心情を表現している言葉

物語文において、登場人物の気持ちを正確にとらえることは
 
なにより重要です。
 
登場人物の心情を表現する言葉には、
 
普段耳慣れない言葉も多く登場します。
 
このような場合は、物語の因果関係を正しく理解し、
 
どのような気持ちであるのか、
 
他の言葉で置き換えて考えてみましょう。
 
5年上第3回基本問題、問五を例に挙げて考えてみましょう。
 
駅の改札口にいるはずのない幸枝の姿を見つけたときの
 
父の気持ちを表現した語句の正しい意味を聞かれている問題です。
 
この物語の中では父と娘の絆が描かれています。
 
だから、たとえけんかをしていたとしても、
 
わざわざ駅まで迎えに来てくれた娘に対して
 
父が「とまどう」や「疑り深く」といった
 
マイナスの感情を持つことはないといえます。
 
イに書かれている意外なことに茫然とする表情
 
一見すると正しいようですが、
 
茫然とは「ぼーっとする」という意味なのでここではふさわしくありません。
 
ここでは、昨日けんかをしたばかりだし、自宅からバスで15分もかかる駅に、
 
いるはずのない幸枝がどうしているのかという気持ちをここでは表現しています。
 
つまり、エに書かれている「不思議で納得のいかない表情」が
 
正しいことがわかりますね。