ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 プラス感情、マイナス感情
物語文のなかで、登場人物の気持ちを問う
選択肢問題が出た場合、
まずは、それが、プラス感情なのか、
マイナス感情なのかで、選択肢をしぼりこみます。
5年上第3回基本問題、問八を例に挙げて考えてみます。
66行目の父の言葉「おまえの気持ち、とうさんには、よくわかっているよ。」
の返事として幸枝は「こっくりうなずいた。」ことがわかります。
つまり、この時の幸枝の気持ちはプラスの感情であることがわかります。
ということは、まず、五つの選択肢の中から
マイナスの感情を表した言葉を外さなくてはなりません。
オ 不信感 ×
問七の答えにもあるように、自分から父に謝りたいと
思った幸枝に父に対する優越感はありません。
イ 優越感 ×
さらに、責任感とは「自分がしっかりしなくてはならない」
という意味になるので、ここではあてはまりません。
ア 責任感 ×
残された選択肢を見比べると、確かに幸枝は父に対して親しさを持っていますが、
この部分では「親しさ」よりも傍線⑥の父の一言により、
心がつながったと考えるほうが適切です。
ウ 親近感 △
答えは「信頼感」と書かれたエになりますね。
選択肢問題はこのように根拠をもって絞り込んでいきましょう。