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ノア式予習シリーズ学習法 5年国語 比喩表現の意味を考える

物語文における比喩表現は、登場人物の心情を具体的に表すと共に
 
文章全体の内容理解において、大きな意味がある場合があります。
 
5上第3回基本問題、問二を例に考えてみましょう。
 
8行目にある「カサブタ」は実際のケガからできたものだとわかります。
 
9行目に「キズをちゃんとなおしてくれる」とあります。
 
この保健室の先生の言葉をおにいさんとのやりとりによって
 
心が癒されたミオは72行目から75行目でもう一度思い出します。
 
「ヒトってすごいよね、・・・だからカサブタ、とっちゃダメ。
 
保健室の先生はどうしてわかったんだろう。」と。
 
つまり、実際のケガを心の傷にたとえた比喩表現として
 
使われていることがわかります。
 
つまり、この物語文の中で、「カサブタ」とは、
 
心の傷をいやしてくれるものの比喩表現だと分かりますね。
 
つまり、正解は、イ 「たとえ心が傷つくようなことがあっても、
 
その心の傷をいやしてくれるようなできごとに必ず出会うものだということ。」
 
になります。
 
「傷をいやしてくれるような出来事」
 
これがミオにとってのお兄さんとの出会いなのです。
 
答え: イ